日本で口座開設者を増やし続けている海外FX会社「GemForex(ゲムフォレックス)」。
ボーナスが魅力の海外FXですがいったいどんな会社が運営しているのか。
そこでGemForexの運営会社の概要や海外FXとしての違法性、安全にトレードできる会社なのか?について詳しく解説していきます。
海外FX GemForex(ゲムフォレックス)の会社概要
グーグルで「ゲムフォレックス 会社概要」と検索すると
- 「会社概要」
- 「会社情報」
- 「GemForexについて」
- 「オフィスのご案内」
と会社概要ページがズラーっと出てきます。
さっそく会社概要ページにアクセスすると会社情報が載っているので見てみましょう↓
GemForexの運営会社と拠点のある国
会社名は「ゲムグループ ニュージーランドリミテッド」ですね。
名前のとおり会社はニュージーランドにあり、北側の島のさらに北部にあるオークランド・オネフンガという場所にあります↓
グーグルストリートビューで見ると建物はあるのでペーパーカンパニーというわけではなさそうです。
ウェブページ上で見ているだけなので何とも言えませんが、とりあえず違法性はなさそうかな?といった段階ですね。
金融ライセンスはある?
FXのような金融事業を行うには法律で認められていること、またその国で金融事業を可能にするライセンスを取得しなければできません。
無ければ違法性ありです。
そしてGemForexの運営会社はニュージーランドの金融ライセンスを2019年に取得しています。
というわけで現状は問題なしですね。
ただし会社を設立したのは2010年6月25日のこと。
2019年までは約9年経ってから取得していることになります。
それまで信頼性が低い中で運営・成長してきたんでしょうか・・・。
でも9年は続けてきたことは事実です。
利用者さんは意外とそういうの気にしてないってことがわかりますね(笑)
ちなみにグーグルマップで見るとすぐ隣に日本食の刺身居酒屋があるので行ってみたい(どーでもいい情報)。
で、ここの会社はニュージーランド本社以外に香港やベトナム、イギリスにも拠点があります。
資本金は十分?
会社の資本金は1億ドルと十分。
設立当時のニュージーランドドルは1ドル=60円くらいなので資本金は約60億円ですね。
少ないから問題があるってわけではありませんが、何かあったときに資本が多い方が安全性の面でいいでしょう。
ただ私も愛用中の海外FX「XM」は3.6億米ドル。
2009年設立当時のレートで1米ドル90~100円程度なので95円で計算したとして約340億円。
XMと比較するとGemForexの資本金は5分の1以下なのでかなり少ないのは気になります。
ちなみに日本でも人気の海外FX「TitanFX」「Axiory」は資本金を公開していません。
後発サービスだけにXMなどと比較されて少ないと信頼性が低くなるのを気にしてるんですかね。
その点公開しているGemForexは信頼度が多少上に感じられます。
日本のFX業者の資本金と比較
なお日本のFX業者の資本金はこんな感じ↓
- GMOクリック証券・・・約400億円
- みんなのFX・・・約23億円
- SBI FXトレード・・・約10億円
- ヒロセ通商・・・約5億円
これらと比較するとまったく問題ない規模なので十分と言えますね。
GemForexの会社を設立したのは日本人
代表取締役CEOは違いますが、取締役3名は日本人になっています。
GemForexが設立されてから口座開設数を急増させた要因の1つは日本人が作ったことにあると言えそうです。
私も日本人の運営する海外FXってだけで無条件に安心感を感じてしまいます(笑)
また日本のFX業者のいいところ(低スプレッドなど)と、海外FXのいいところ(ハイレバレッジ、ゼロカットなど)をハイブリッドした業者になっています。
後発サービスだけに、そういったほかにない日本人トレーダーが魅力に感じる部分を詰め込んでユーザーを獲得してきたんですね。
それだけにサイトやサポートも日本語バッチリで安心して使えるのもメリット。
GemForexの社員数を他社と比較
- GemForex・・・52名
- XMトレーディング・・・200名以上
- Axiory・・・非公開
- TitanFX・・・非公開
- GMOクリック証券・・・400名
- みんなのFX・・・49名
- SBI FXトレード・・・16名(2014年時点)
- ヒロセ通商・・・64名
違法性とは一切関係ありませんが、人数が多ければサポートも充実するはず。
とはいえサポート業務は外部委託かもしれませんが、社員数は多すぎず少なすぎずって感じですね。
資本金の割合でみると日本の業者よりは少な目と言えそうですが、業務遂行に支障をきたすことはなさそうです。
とはいえ、これで会社の信頼性・安全性を見るのは難しいですね。
GemForexの日本での違法性は大丈夫?
会社概要を見る限りFX事業をしても問題ないニュージーランドでライセンスを取得して運営しているため違法性はみられません。
でも海外FXを日本人が日本にいながら口座開設しても問題はないのでしょうか。
GemForex運営側の日本での違法性
金融庁のホームページを覗くと、こんな文言が確認できます↓
金融商品取引法に基づく登録を受けていない海外所在業者が、インターネットに日本語ホームページを開設する等により、外国為替証拠金取引(FX取引)や有価証券投資等の勧誘を行っている例が見受けられます。(中略)日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは違法です。(後略)
「インターネットに日本語ホームページを開設」に関してはGemForexはしっかり当てはまってますね。
そして「日本で金融商品取引業を行うことは違法」とも書かれています。
でもここを運営しているのはニュージーランドの会社。
日本では金融商品取引業は行っていません。
よって問題ないと言えるでしょう。
また日本で事業をしているかどうか?の判断基準は国内に拠点があるかどうかがポイント。
日本支部・支店はないので違法性なしと言えます。
一見誤認しそうになりますが、GemForexに違法性はないので問題ないでしょう。
日本で違法性ありとなるのは勧誘行為
海外FXが違法性ありと判断されるボーダーラインは、事業者自らが勧誘行為をしているかどうか?がポイントです。
たしかにGemForexは日本語対応のホームページ上で「いま口座開設するとボーナス付きまっせ?」みたいな勧誘っぽいバナーを掲載しています。
でもそもそも日本に拠点がない以上日本で勧誘しているとは言えません。
インターネットに国境はありませんからね。
よって問題なし。
また日本人ユーザー獲得はパートナー(アフィリエイター)を使ってウェブ上のみで展開しています。
そのためGemForexが勧誘行為をしているわけではありません。
この点からも問題なしと言えます。
日本でGemForexアフィリエイトするときの違法性は?
GemForexは直接勧誘していないとしても日本人アフィリエイターは勧誘行為しちゃってるんじゃ?と思うかもしれません。
が、違法性を問われるのは対面での勧誘行為です。
アフィリエイターがウェブ上で紹介するのは問題ありません。
ただしカフェなどで面と向かって紹介・勧誘すると問題ありとなってしまうので注意してください。
めんどくさいですね(汗)
まぁ紹介された側が言わなきゃバレようもないんですが・・・。
話はズレますが、最近多い仮想通貨のネットワークビジネス(MLM・マルチ)なんかも喫茶店などで対面での勧誘してますね。
「特定商取引法」的にはこれから勧誘しますよ?と知らせたうえで誘っているならまだいいんですが、そんな人は少ないでしょう。
あれは完全に違法性があるのでどんなにおいしい話でも乗ってはダメですよ。
「あなた金融庁に登録してるの?」と聞いてみてください。
日本じゃ登録してなければ直接勧誘できないので。
GemForexを利用する日本人トレーダー側の違法性
金融庁に煙たがられている存在の海外FX。
とりあえず会社に違法性はないものの、日本にいながら利用してFXトレードする行為は大丈夫なんでしょうか。
これについてはまったく問題なし。
合法的に運営されている海外サービスを海外サーバー上で使っているだけです。
金融庁が渋い顔をしているのはお金が海外に渡ってしまうことと徴収できる税金が減るからってだけ。
とはいえ結局出金は国内の銀行口座になることがほとんどですし、口座でのやりとりは税務署に筒抜けです。
どのみちバレてますし、海外FXの稼ぎの税率は高くなっているのでもう少し海外FXに優しく対応してもらいたいですね。
と愚痴ってみました(笑)
ユーザーの評判からみるGemForex運営会社の安全性
FX会社としての規模や運営歴からみる安全性は十分だと言えます。
では実際GemForexを使っているユーザーの評判はどうなのか。
豊富なボーナスや口座スペックの魅力で口座開設数こそ多いGemForexですが、実際トラブルは起こっていないのか。
正当に使っているのに出金対応してくれない、なんてことがあったら違法性ありまくりですからね。
ざっとネットで調べてみると
- Goldスプレッドの開きすぎトラブル
- サーバーが不安定
- 約定しない
といった結構ヤバめな評判を見かけたので違法性がないかチェックしてみました。
2020年のGoldスプレッド開きすぎ事件
過去にGemForexでも扱っているGoldをトレードしていた人のスプレッドが600pipsも開いていたことから大損したトラブルが発生しています。
スプレッドは1回の注文ごとに取られる手数料みたいなもの。
たとえばドル円(USDJPY)なら注文した金額の1%少々が手数料として注文に上乗せされています。
(%は注文したタイミングにより変動します)
そして600pipsといったら手数料が600%ですね(汗)
さすがにこんなことがあったら異常事態です。
ネット上ではGemForexに刈り取られた、といった声が多数でていました。
スプレッドは完全に運営会社側の問題なので悪意を持ってトレーダーの利益を奪いに来たと思われても仕方ないでしょう。
本当にそうだったら完全に問題ありですね。
ただし公式ホームページ上で補填対応について案内があり無事対処できたようです。
ぶっちゃけ真相は調べようもないので何とも言えませんが、当時は炎上したもののきちんと対処してもらえたのでしょう。
子のトラブルに関する不満の声も見かけません。
それ以来、口座開設数も順調に増え続けているようなのでむしろ信頼できる海外FXと思われるキッカケになったと言えそうですね。
サーバーが不安定
サーバーがつながらないといった声も見かけます。
上で紹介したゴールドのスプレッドトラブルもサーバーの弱さが理由と言えそうです。
が、GemForex側はきっちり損失を補填してくれたようですし故意に不安定にして儲けようとしているわけではなさそうです。
GemForexに原因があるトラブルはきちんと保証してくれているので問題ないでしょう。
ただしなんだかんだGemForexが使っているサーバーが不安定との印象もぬぐえません。
しっかり増強して安定性の高い運営をしてもらいたいですね。
約定しない
高い約定力も謳っているGemForexですがこの評判はなんなのか。
これは上で触れたサーバートラブル関連も関係してますね。
私が使ってみた印象では約定力に問題は感じられなかったので、約定しないと言っているユーザーさんは相場が激しく動く時間単にスキャルピングトレードでもしていたのかもしれません。
ただしGemForexの利用規約でそういったタイミングだけを狙ったトレードは禁止されているので、やらないでくださいね。
また明らかに約定せず損失を負ったならサポートに問い合わせましょう。
とはいえ、ボタン連打しても約定しないって人もみかけるため、何かしら操作されていると思われても仕方ないですね。
GemForexのシステム側から見る違法性
GemForexで売買するとき、あなたの注文は次にように処理されます。
トレーダー
↓↑
GemForex
↓↑
金融市場
いったんあなたの注文をGemForexが受け取ってから金融市場に流す方式です。
これをDD方式といいます。
GemForexの取引形態「DD方式」に違法性はある?
結論から言うとDD方式という透明性の低い取引形態です。
あなたの注文をいったんFX業者が受け取るため、会社側にとって不利なトレードは手が加えられる可能性も考えられます。
また内部事情を知る方法はないため、本当に金融市場に流してくれているのか?は確認できません。
もしかしたら会社内で勝利しているだけの可能性もあります。
業者にとってはわざわざ市場に流さなくてもいいため手間も減らせますし、内部でやりくりすれば処理スピードも早くなります。
そうなるとトレーダー側にとっては約定力が高いと感じられるため使いやすい印象になるでしょう。
このDD方式は日本のFX業者で良く採用されているもの。
反対にFDD方式というものがあり、トレーダーの注文をそのまま金融市場に流してくれる処理方法で透明性が高いもの。
海外FXではFDD方式が主流です。
にもかかわらずGemForexは日本業者っぽいやり方を採用しているんですね。
この辺の事情はわかりませんが、DD方式でも悪い評判で炎上することなくこれまで続けてきた実績を考えると問題ないと言えるでしょう。
もし不安を感じるなら「XMトレーディング」など別の海外FXにしましょう。
GemForexはどんな人におすすめ?
信頼性に?が付く部分もあるGemForexですが、それでも利用者が多いのは、やはりボーナスやハイレバレッジでトレードできることにあります。
少額資金で初めても大きく稼げる可能性が高い業者です。
少ない資金で始めることが多いFX初心者にはちょうどいい業者だと言えますね。
まとめ
GemForexの会社概要と信頼性についてまとめました。
正規のライセンスを取得し資本金も十分で会社自体の信頼性は十分あると考えられます。
が、過去のトラブルや「DD方式」に不安を感じる人もいると思います。
その場合はXMトレーディングなど透明性の高い取引形態を採用しているFX業者を選びましょう。