FXトレードにおいて世界中で愛用されている取引ツール「メタトレーダー(MT)」。
この取引ツールにはMT4(エムティーフォー)とMT5(エムティーファイブ)の2種類が用意されています。
そして海外FX「XMトレーディング」ではXM用にカスタマイズされたこの2種類の取引ツールが提供されています。
XMで口座登録した人はすでに公式サイトからダウンロードしている人も多いはず。
まだしていない人はダウンロードしておきましょう。
でも取引ツールが2種類あると、よくわからない初めての人はどっちがいいか迷いますよね。
そこでXMから提供されている取引ツール「MT4/MT5」2つの違いを詳しく解説していきます。
FXトレードするだけならどちらでも問題はありませんが、より自分と相性が良さそうなバージョンを選んでください。
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XMの取引ツール2種類の違いは?どっちを選ぶべき?
家電やソフトウェアなど共通で、一般的に数字が大きい方が新しいバージョンです。
私もFXを始めた当初は「数字が大きいしMT5のほうがいいでしょ?」と思ってダウンロードしました。
でも今はMT4を使っています。
新しい方には新しいなりの良いところが、古い方は古いなりに良いところがあるんですよね。
でもFX初心者の方はどっちを選んだらいいか迷うこともあるはず。
1つの端末に2つともインストールできるので取引ツールを2種類使うのもあり。
ですが、どっちかだけで十分な人がほとんどでしょう。
また1つのXM口座に対してはどちらか1つしか選べないため結局は絞ることになります。
そこで取引ツール2つのそれぞれの特徴をまとめてみました。
XMの取引ツールMT4とMT5の違いを比較
MT4 | MT5 | |
---|---|---|
日本語 | ○ | ○ |
複数チャート 表示 | ○ | ○ |
両建て | ○ | ○ |
ワンクリック オーダー | 対応 | 対応 |
動作速度 | 遅め | 速い |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
標準 インジケータ | 30種類 | 38種類 |
カスタム インジケータ | 多い | 普通 |
対応EA | 多い | 少ない |
ストラテジー テスター | ○ | ○ |
どちらの取引ツールも日本語完全対応です。
動作速度や時間足の数、インジケーターの種類などに違いがあるのがわかります。
初心者の方は用語がよくわからないと思うので解説しておきます↓
比較表の用語解説
・チャート・・・USDJPY(米ドル/日本円)など通貨ペアの価格推移をグラフにしたもの
・両建て・・・同じ通貨ペアで売り(ショート)と買い(ロング)を同時に注文し保有している状態
・ワンクリックオーダー・・・ワンクリックで注文できる機能
・時間足・・・5分/30分/1時間/1日/1週間などチャートに表示する時間の単位
・インジケータ・・・トレードの参考になるデータをチャート上に表示する分析補助プログラム
・EA・・・パソコン上で稼働させると自動で売買してくれるツール
・ストラテジーテスター・・・過去のチャートを表示&時間進行させることができるプログラム
それぞれの取引ツールが相手より優れている点・劣っている点を解説していきます。
MT4(メタトレーダーフォー)の特徴
- 対応するFX業者が多い
- 対応する自動売買ツールが多い
- 利用者が多くネットに情報も多い
- 予測に役立つインジケータの種類が多い
対応するFX業者が多い
対応するFX業者の多さは優位な点です。
FX取引するとき最初に用意しなければいけないのが口座です。
そして口座はFX業者でつくることになります。
MT4なら対応していない業者はあまり見かけませんし、選択肢が広くなるのはメリットですね。
対応する自動売買ツールが多い
EA(FX自動売買ツール)は製作者がどのFX業者の口座に対応させているか?も大事なポイント。
MT4ならその選択肢も多いです。
またXMトレーディング口座に対応しているEAも多いため、非常に相性がいいですね。
利用者が多くネットに情報も多い
意外と大きなメリットとして、利用者数が多いことが挙げられます。
おそらくFX取引において一番利用されているツールであるといえるでしょう。
いまはMT4以外の取引ツールを使っている人も、一度はMT4を使ったことがあるんじゃないでしょうか。
それくらい圧倒的なシェアをもっている取引ツールです。
そしてユーザーが多いとネット上に使い方や評判など関連情報も多くなります。
わからないことがあっても世界中の誰かがすでに通った道であることがほとんど。
たいていの解決策は見つけられるでしょう。
それでもわからないときはXMのサポートに聞けばOKです。
このように、取引ツールに関する情報の多さはメリットですね。
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⇒XMサポートの問い合わせ先や対応時間は?
予測に役立つインジケータの種類が多い
インジケータはチャート分析を補助してくれるもの。
過去のデータから未来を予測するのに役立ちます。
おそらくもっとも利用されていると言えるのは移動平均線(MA/MovingAverage)というインジケータ。
過去の一定期間の値動きを1本の線で表してくれます。
ただし、こういったベーシックなものはMT4だけではなく標準で装備されています。
それより、トレーダー個人が独自に製作したインジケータが数多くリリースされているのがMT4ならではの強みですね。
歴史が長く、利用者が多い分、インジケータの数は圧倒的です。
グーグル検索で「MT4 インジケータ」などど検索すればユーザー独自のインジケータがヒットするはず。
ちなみに、あまりインジケータを入れ過ぎても情報過多になってトレードに支障がでるかもしれません。
さらにMT4の動作も重くなりチャート表示が旨く反映されなくなる可能性もでてくるのでほどほどがおすすめ。
いかに自分と相性のいいものを見つけられるか?も重要ですね。
MT4なら種類が多い分よりフィットするものを見つけやすいでしょう。
MT5(メタトレーダーファイブ)の特徴
- MT4の次世代版で基本性能は上
- 動作スピードは上
- 時間足が21種類と多い(MT4は9種類)
- 初期搭載されている機能が多い
- 板情報あり(XMは非対応)
MT4の次世代版で基本性能は上
MT4のパワーアップ版である取引ツールだけあって処理速度など性能は上です。
ネット回線が遅い人もこちらにしたほうが快適にトレードできると思います。
またMT4でインジケータなどをごてごてに使っている人で動作が重く感じるならMT5に乗り換えるのも解決策の1つでしょう。
(MT4にしかないインジケータなら別の方法を試すしかありませんが)
少しでも快適な環境で取引したい人はこちらがおすすめです。
動作スピードは上
動作が早いのはFX取引をする上で大きなメリットです。
最近はインターネット上のデータ通信量が急増しているため、重く感じることも増えてきました。
そんなネット環境においてはMT5のほうがより軽快に動いてくれるでしょう。
通信速度が遅い格安SIMを使っている端末で取引している人はこちらがいいですね。
時間足が21種類と多い(MT4は9種類)
メタトレーダーで表示できるチャートの時間足単位は次のとおりです↓
MT4 | MT5 | |
---|---|---|
1分足 | 〇 | 〇 |
2分足 | × | 〇 |
3分足 | × | 〇 |
4分足 | × | 〇 |
5分足 | 〇 | 〇 |
6分足 | × | 〇 |
10分足 | × | 〇 |
12分足 | × | 〇 |
15分足 | 〇 | 〇 |
20分足 | × | 〇 |
30分足 | 〇 | 〇 |
1時間足 | 〇 | 〇 |
2時間足 | × | 〇 |
3時間足 | × | 〇 |
4時間足 | 〇 | 〇 |
6時間足 | × | 〇 |
8時間足 | × | 〇 |
12時間足 | × | 〇 |
日足 | 〇 | 〇 |
週足 | 〇 | 〇 |
月足 | 〇 | 〇 |
個人的にはMT4の9個だけで十分だったりしますが、自分のチャート分析方法と相性の良し悪しもあります。
私の場合は週単位で長めにポジションを保有するスイングトレードがメインなので、週足、日足、4時間足の3つだけで取引しています。
(たまに1時間足も見ますが)
ですが、スキャルピングのような超短期トレード手法を使う人は、MT5のように1分刻みでチャートをみられるほうが有利かもしれません。
時間足については取引ツールの設定で選択肢の数を増減できるため、区切りが多いに越したことはありません。
邪魔なら非表示にしておけばいいだけです。
トレード手法別にみるとこんな感じですね↓
- ポジショントレード・・・どっちでもOK
- スウィングトレード・・・どっちでもOK
- デイトレード・・・どっちでもOK
- スキャルピングトレード・・・MT5がおすすめ
下に行くほど短期間でのトレード手法となります。
初期搭載されている機能が多い
最初から搭載されている標準インジケータが多かったり、アプリ版の機能もMT5の方が充実しています。
よく使われているものが初期から入っているので、あとからユーザー開発のものをインストールする頻度は減るでしょう。
また標準搭載されているものの方が動作の安定性は確保されていると言えます。
ユーザー独自のインジケータは動作不良がある可能性もありますし、完全に自己責任で使うことになりますからね。
そして時間足の数やインジケータ数などアプリ版MT5のほうが機能が充実しています。
逆にこちらで慣れていてどうしてもMT4を使う必要性があるシチュエーションになったら不便に感じることでしょう。
板情報あり(XMは非対応)
FX取引に置いて、割と参考になるのが板情報です。
板情報とはXMならXMで抱えているユーザーの売りと買いの注文情報です。
売りと買いのどちらの注文が多いか?どの価格帯に多く注文が集まっているか?といった情報がわかれば、売り買いの注文・精算の参考になるでしょう。
XMでは板情報は提供されていないので使えませんが、対応しているFX業者であればMT5で板情報も表示できます。
このようにMT5のほうが機能的に優れてはいます。
ではなぜ主流になっていないか?ですが、MT4の特徴で紹介したように対応するFX業者が一部であること、利用ユーザー数が少ないことが要因ですね。
利用者が少ないと対応インジケータを作る人も少なくなりますし、困ったときにネットで探しても情報が見つからない可能性もでてきます。
FX初心者はどっちの取引ツールがいい?
FX初心者ならMT5をおすすめします。
当サイトで紹介している海外FX業者「XMトレーディング」ならどちらの取引ツールもありますが、最初からMT5で快適な環境で取引しましょう。
もしあとでMT4に乗り換えても基本構成は同じなので問題なく使いこなせると思います。
ただし、それはMT4からMT5に乗り換えるときも同じこと。
MT4専用のインジケータを使っていたりすると乗り換え不可の場合もありますが、初心者の方はそういった特殊なインジケータを利用することはほとんどないでしょう。
MT4に比べて情報が少ないと言っても、現状はネット検索すればほぼ見つかるため初心者でも問題ありません。
EA(FX自動売買ツール)を使うならどっちがいい?
FX取引は自分で売り買いする裁量と自動売買ツールにお任せする取引方法があります。
裁量であればどちらでもいいですね。
対してFX自動売買ツールを使うなら、ツール側で対応しているのはMT4が多いです。
もちろんすべての自動売買ツールをチェックしたわけではないため正確な割合はわかりませんが、私が試した10種類くらいのツールはすべてMT4でした。
よってどっちがいい悪いではなく、MT4しか選択肢がないとも言えます。
ちなみにゲットした自動売買ツールによってはXM以外の海外FX業者を指定・対応しているものもありますが、それらもやはりMT4指定でした。
裁量トレードするならどっちの取引ツールがいい?
どちらでも問題ありません。
使いたいFX業者が対応しているならMT5がおすすめです。
MT5はインジケータが少ないと言っても基本的なものはありますし、特殊なインジケータを必要としなければおすすめです。
というかあまりニッチなインジケータは使わないほうがいいです。
世界中のトレーダーが使っている=そのデータを参考に注文することになるため、チャートの動きに影響力が大きくなると言えます。
FX取引で大事なのは世界中のトレーダーの多くが参考にしているものを取り入れること。
多くの人が参考にしている=そのとおりにチャートが動きやすくなるため、移動平均線(MA)など基本的なインジケータさえ使えれば問題ないでしょう。
ここまでどっちがいいのか?を比較してきましたが、結局は実際に使ってみるのが一番わかりやすいはずです。
XMでは追加口座を作れば口座ごとに取引ツールを選べるため、どちらも試してしまいましょう。
なおボーナスは複数回もらえないものの口座間で移動もできます。
他社では消滅するところもあるので移動できるのはXMの有利な点と言えますね
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⇒XM追加口座の開設方法と知っておきたい注意点
取引ツール(MT4/MT5)のインストール方法
XM公式のダウンロードページはこちらです。
ダウンロードはこちらから
⇒XM MT4 / MT5プラットフォーム
※スマホアプリはアップル/グーグルストア検索からもダウンロード可能です
パソコン版取引ツール
- XMのダウンロードページを開く
- 自分の環境にあった取引ツールをダウンロードする
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックする
- 表示のとおり進めていく
スマホアプリ版取引ツール
- XMのダウンロードページを開く
(もしくはアプリストアでメタトレーダーを検索) - アプリをインストールする
XM口座に紐づけられる取引用アプリは次の3種類あります。
・XM専用アプリ(MT5のみ)
・MT4
・MT5
どれでもいいのですが、他社FX業者の口座も持っているなら一緒に管理できる下2つのどちらかがおすすめです。
XMだけなら専用アプリが使いやすいでしょう。
取引ツール(MT4/MT5)の基本的な使い方
パソコン版取引ツール
- 取引ツールを起動する
- 「ファイル」⇒「取引口座のログイン」からXM口座にログインする
- 取引したい通貨ペアのチャートを表示させる
- チャート上にワンクリックオーダーボタンを表示させる
- 好きなロット数(注文単位)で売り/買い注文する
- ターミナルウィンドウに表示されている注文一覧で精算したい取引を決済する
XMで取引するときの流れはこんな感じです。
スマホアプリ版取引ツール
- 取引アプリにログインする
- 「設定」ページ⇒「新規口座」からXM口座を登録&ログインする
- (なければ)取引したい通貨ペアを追加する
- 「チャート」ページを表示させる
- 右上にある「トレード」から注文ページを開く
- 好きなロット数で注文する
- 「トレード」ページで精算したいポジションを長押ししクローズ(決済)する
パソコン版とはかなり違います。
ポジションをクローズするときに長押ししてメニューを表示しなければいけないのは初心者だとわからないかもしれません。
少なくとも私はわかりませんでした(汗)
出も難しい操作はないためすぐに慣れるでしょう。
XMの取引ツール Q&A
・XM口座にログインできない
・MT4/MT5で表示したい通貨ペアがない
口座番号やパスワード、サーバー情報を間違えていませんか?
XMで口座開設時に届いたメールに口座番号・パスワード・サーバー情報は記載されています。
またXM公式サイトにログインすれば口座坂東とサーバー情報の2つは確認できます。
パスワードがわからないときはXM公式サイトで再設定しましょう。
取引ツール(MT4/MT5)でトレードしたい通貨ペアが見つからない場合は、メニューにある「表示」⇒「通貨ペアリスト」から目的の通貨ペアを表示設定にしなければいけません。
FXの通貨ペアは「Forex1~3」のどれかに入っているので見つけたら選択して「表示」ボタンを押しましょう。
「閉じる」を押してウィンドウを閉じたら、目的の通貨ペアを表示させていきます。
やり方は次の2つ↓
・「ファイル」⇒「新規チャート」から追加する
・気配値表示ウィンドウで通貨ペアを右クリック⇒「チャート表示」を押す
FX初心者向けのXM無料ツール
取引ツール以外にもXMトレーディングではさまざまな無料ツールが提供されています。
有効活用してFXトレードに活かしていきましょう。
・デモ口座
・計算ツール
・無料VPS
デモ口座
無料でトレードできる練習用口座です。
MT4/MT5の取引ツールが必要です。
取引ツール側でデモ口座へログインすれば通常口座のようにトレードできます。
計算ツール
・オールインワン計算ツール
・通貨換算ツール
・ピップ値計算機
・証拠金計算機
・スワップ計算機
・損益計算機
これらのトレードで役立つ計算ツールがXM公式サイトで無償提供されています。
無料VPS
一定数以上の取引を条件にEA(FX自動売買ツール)の設置に使えるVPSを無料で使えます。
EAは24時間稼働させることが多いので、自分のパソコンで動かすのには向いていません。
外部の365日24時間稼働できるVPSというサービスを利用することになるでしょう。
ただ、年間コストが1万円以上かかることが多いです。
XMではこのツールを無料で利用できます。
なおEA以外の目的でも使えるため、エクセルなどを入れておけばスマホなどどの端末からでもVPSにアクセスすれば使えます。
ただし動作が重いため影響の少ないEA稼働用かファイルを保存しておくくらいになるでしょう。
また、ほかに24時間動かしておきたいツールがあるならそれも利用できます。
FX初心者が取引するときに役立つXMの無料サービス
・無料ウェビナー
・重要指標の経済カレンダー
FXトレードするときのチャート分析方法など初心者向けのウェブセミナー動画を無料で見られます。
また為替変動に影響が大きい掲載指標発表日時をまとめたカレンダーも提供されています。
まとめ
XMトレーディングで選べる取引ツール「メタトレーダー」のMT4とMT5について紹介しました。
単純に数字が大きい=新しく性能も高いMT5のほうが快適に使えます。
ただし、取引ツールで何をしたいのか?しだいで選ぶバージョンも変わってきます。
状況や用途によっておすすめは違ってきますが、いまの自分の状況に合わせて記事を参考に選んでもらえれば幸いです。