たくさんある海外FX業者の多くは「ゼロカット」という仕組みを取り入れています。
これがある場合とない場合ではFX投資するときの安心感が全然違ってきます。
ただし日本国内のFX業者にはなかったりします。
なんと法律↓で禁止されているんですよね(汗)
第三十九条 金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。
三 有価証券売買取引等につき、当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補?し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させる行為
(金融商品取引法より抜粋)
どういった事情でそうなっているのかわかりませんが、トレーダー側としてはゼロカットは必ず備わっていて欲しい仕組みです。
で、海外FX業者のXMトレーディングにはゼロカットがあります。
そこでゼロカットとはどんなものなのか?について、XMではいつどんなタイミングで適用されるのか?その条件やメリット・デメリットをまとめました。
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XMトレーディングのゼロカットとは?
ゼロカットとはどんなもの?
簡単に言うと「マイナス残高がゼロ円にリセットされる」仕組みです。
残高がマイナス=一時的にFX業者に借金している状態ですね。
じゃあどんなことをやらかすとマイナス残高になるのか?ってことですが、ボーナス(クレジット)がある状態でロスカットされると比較的簡単に条件を満たします。
ロスカットについてはこちらの記事で解説してるのでぜひ。
別ページ開くのメンドイって人のためにここでも簡単に解説しておくと、XMではボーナス込みの残高(有効証拠金)が原資の20%以下になるとすべての注文が強制決済される仕組みのことです。
これがあれば通常ならマイナス残高になることはありません。
XMでのゼロカットの条件は?
たとえば口座に現金1万円とボーナス1万円でトータル残高2万円あるとします。
レバレッジを入れると計算が面倒なのでここでは1倍設定としますが、ザックリ計算するとトータル残高が20%=4000円以下になるとロスカットされます。
でも現金は1万円しかないため、現金残高はマイナス6000円ですね。
このとき現金残高がマイナスなのでゼロカットの条件を満たします。
このようにボーナス込みで考えると緩やかな相場の変動でもゼロカット対象になるシチュエーションはやってきます。
ですが、ボーナス0円か少なすぎる状況でも超短期間で相場が急変動するとゼロカットの条件を満たすことがあります。
この場合、ロスカット(強制決済)が適用されてもサーバー側で決済処理が間に合わない(滑るという)ことがあるんです。
すると損失が大きくなって現金残高がマイナスになってしまうためゼロカット対象となります。
証拠金維持率は直接的なゼロカット適用条件ではありません
ロスカットとゼロカットを混同されている方もいるようです。
が、証拠金維持率を条件にしているのはロスカットの方です。
ゼロカットは上で解説した条件(現金残高がマイナス)を満たさないと適用されません。
XMではいつゼロカットされる?適用タイミングは?
上の項目ではゼロカット対象になる条件について解説しましたが、条件を満たしたからと言ってすぐゼロカットが適用されるわけではありません。
とはいえ具体的にいつどのタイミングで処理されるのか?は気になるポイント。
ですが、実は正確なタイミングは決まっていません(汗)
ざっくりと、ですが、1時間~数日の間で処理されるようです。
だいぶ期間があいまいなのでゼロカットによるマイナス残高がリセットされないとしても待っていれば必ず処理されるはずです。
すぐゼロカット処理してほしいなら入金すべし!
XMではゼロカット対象となった口座は、待っていればいつかは必ず処理してくれますが早く適用して欲しい人もいるはず。
そんなときは少額でもいいので入金しましょう。
するとゼロカット処理されてから現金残高に反映されます。
ゼロカット適用前に入金しても大丈夫?
マイナス分に補填されることはないので安心して入金してください。
たとえば口座残高がマイナス1万円のとき1万円入金したとしましょう。
このときマイナス1万円はゼロカットが適用されてゼロ円になります。
その後入金分の1万円が残高に反映される流れです。
XMでゼロカットされないパターン
・まだ適用されていないだけ
・有効証拠金がマイナスでない
・規約違反をしている
まだ適用されていないだけ
上で触れたように、XMのゼロカット適用のタイミングは決まっていません。
入金すればすぐに反映されるのが確定しているだけです。
もし入金しても適用されないなら問題なのでXMサポートに問い合わせましょう。
数日かかることもあるため、そのまま待ってみるかサポートに聞くしかないですね。
参考記事
⇒XMサポートの種類と問い合わせ方法まとめ
有効証拠金がマイナスでない
ゼロカットは有効証拠金(クレジット+現金)がマイナスになっていないとそもそも適用されません。
現金(キャッシュ)の項目だけがマイナスになることもああります。
でもXMでは口座開設時や入金時、XMPの交換などでボーナス(クレジット)をもらえます。
このクレジットも含めた合計がマイナスになっているか確認してみましょう。
たとえばキャッシュがマイナス1万円でクレジットがプラス2万円ある場合、その口座の残高はプラス1万円です。
規約違反をしている
XMの利用規約にはさまざまな禁止行為が書かれています。
違う口座を利用した両建て、為替変動が大きいタイミングだけを狙ったトレード、アカウントの複数登録、他人名義のアカウントを利用する、などですね。
こういった不正行為をしているとゼロカットは適用されません。
それだけでなく、最悪の場合はアカウント凍結されるでしょう。
基本的にゼロカットされないことはありません
ここまでに紹介した特殊事例を覗けばXMで過去にゼロカットされなかった例はありません。
その一例として、FXトレーダーたちにとっては有名な2014年に起きたスイスフランショックがあります。
このとき超短時間で約1400pipsも相場が下落し多くのトレーダーが資金を溶かしました。
ドル円で考えると約14円も円高ドル安になったことと同じですね。
輸出入業者にとってはえらいこっちゃな大事件です。
でもXMではこのときもしっかりゼロカットを適用してくれています。
ほかの海外FX業者でゼロカットあるよ~といいつつ、スイスフランショックが起きたら手のひらを返してトレーダーに負債を請求(追証/おいしょう)してきたところもありますからね。
そんな信頼性の低い、というか悪徳業者もいるので関わらないようにしてくださいね。
対してXMはきっちりゼロカットを守ったことで信頼性がアップし多くのFXトレーダーに利用されるようになりました。
その分スプレッドが広い(手数料がちょっと高い)など他社より不利な面もありますが、ゼロカットを確実に適用してくれる安心感に対する保険料だと思えば安いものですね。
複数口座ある場合にゼロカットが適用されるのは?
XMでは1アカウントで最大8口座開設できます。
で、全口座のトータル残高が200万を超えるとレバレッジ規制がかかり最大200倍に制限されてしまいます。
ただし、ゼロカットの適用対象はあくまでも1つの口座のマイナス残高のみ。
複数口座ある内で別の口座にたくさん資金が入っていても関係ありません。
このように海外FXのXMは「ゼロカット」がある点が大きな魅力となっています。
ゼロカットとは相場の急変動でロスカットされても残高がマイナスになってしまったときに借金を帳消しにしてくれる仕組み。
メリットしか感じませんね。
これが日本のFX業者だと日本の法律「金融商品取引法」が適用されるので、ユーザーに過剰なサービス提供するのはNGなんですよね。
ええやん別に、と思うんですが法律なので仕方ない。
で、いいことしかないゼロカットにデメリットはあるのでしょうか。
XMで採用されているゼロカットのデメリットとは?
FXトレードで借金を負うことがない(追証がない)という強烈なメリットがあるゼロカット。
もちろんトレード資金を借金して準備した人は別ですが、それとこれとは別の話。
FX売買では絶対に借金にはなりません。
デメリットを感じませんが実際どうなんでしょうか。
ぶっちゃけありません(笑)
無理やりこじつけるとすれば、ギャンブル的なトレードができてしまうことがデメリットですね。
そんなゼロカットのデメリット部分に注目して紹介していきます。
ゼロカットで考えられるデメリット
- 相対取引されている可能性あり
- ゼロカットを悪用する人がいる
- XMトレーディングが破産する
相対取引されている可能性あり
相対取引?なにそれ?って人も多いはず。
まずFX業者はおおむね次の2つの方式でトレーダーの注文を捌いています。
- NDD(ノーディーリングデスク)方式
- DD方式(ディーリングデスク)方式
NDD方式はトレーダーの注文を直接市場に流し手数料を取るだけなので透明性の高いもの。
対してDD方式(相対取引ともいう)はそのFX業者内で処理を加えてから市場に流すため、透明性に疑問が残ります。
ゼロカットがあることでFX業者は顧客を集めやすくなる半面、いざ損失が発生したら会社が破産するリスクも高くなるわけです。
となると、不正に手を染める業者がいないとも限りません。
いくらNDD方式を採用していますよ?とアピールしていても違っている可能性はあるわけです。
そういった面でのリスクはデメリットとしてありますね。
ちなみに日本国内のFX業者はこの相対取引がメインだったりします。
不当に手数料を取られている可能性もあるため、相対取引かどうか?は業者選びの大事なポイントです。
じゃあXMは大丈夫なの?となると思うんですが、私は業者内部の人間ではないためわかりません。
ですが、ほかの海外FX業者より少し手数料が高めであること、2014年のスイスフラン急落のときもきっちりゼロカットしてくれたことから、よそより業者としての信頼性は高いですね。
ゼロカットを悪用する人がいる
絶対に借金を帳消しにしてくれるXMのゼロカット。
それだけに悪用する人がいて、いまでは禁止事項にしっかり「やってはダメですよ?」と記載されています。
たとえば、大きな動きが期待できるアメリカの経済指標発表前に、レバレッジ1000倍設定で1万円入金して売りか買いのどちらか持てるだけのロット数で注文する、なんてギャンブルトレードはNGです。
同じく相場が急変動しがちな窓開け窓閉めのタイミングもNGですね。
また複数口座を持ち、違う口座で両建てトレードすることも禁止です。
(売りと買い注文を同時に持つこと)
同じ口座なら両建てしてもゼロカットを悪用できませんが、違う口座だと上で紹介したようなギャンブルトレードができてしまいますからね。
これらの禁止事項をやってしまうと、口座凍結されるので絶対にやらないように!
このように世の中には悪いことを思いつく頭のいい人もいて、絶対借金にならないゼロカットを活用したトレード方法を実践した人もいます。
これによる健全なトレーダーへのデメリットはほぼありません。
ですが、規約がより厳しくなることでトレード環境に悪影響を与える可能性はゼロではありませんからね。
禁止事項についてはこちらの記事で解説しているのでぜひご一読ください。
XMトレーディングが破産する
XMは世界中に多くのトレーダーを抱えています。
そして潤沢な資産を持つ業界でも大手企業とはいえ、お金が無尽蔵にあるわけではありません。
となると、XMが抱えるたくさんのトレーダーに対し一度にゼロカットを適用するようなシチュエーションが発生すると補填に充てるお金が無くなってしまいます。
それどころか足りなくなる可能性もあるでしょう。
もちろん保険に入っているのでよほど破産することはないと思いますが、世の中何が起こるかわかりませんからね。
保険会社だって破産するかもしれませんし。
とはいえ、XMが破産する事態なんてのは第3次世界大戦レベルの異常な出来事が起きているはず。
よってXMが破産することは限りなくゼロに近い確率だと言えます。
もしそんな状況ならFXどころじゃないですしね。
ゼロカットのあるXMを選ぶデメリット
魅力しかないゼロカット。
仕組みを考えるとXM側に負担しかないように感じられます。
でも世界中で多くの顧客を抱えるXMなら、リスクを抱えても許容できるだけの利益を生み出せていることでしょう。
そんなXMを利用する日本人トレーダーは5人に1人はいると言われています。
それだけ支持されているわけですが、XMを選ぶデメリットもあります。
XMのデメリット
- 手数料が他社より高め
- スキャルピングには弱い
- 法人口座を開設できない
- トレードせず放置すると口座維持手数料が発生する
手数料が他社より高め
手数料(スプレッド)がほかの海外FX業者より若干高くつきます。
1日に何十、何百回とトレードしないのであれば気にしなくていいレベルですが、少しでもコストを抑えたい人にはデメリットと言えるでしょう。
スキャルピングには弱い
短時間に大量にトレードするスキャルピングを好む人にはおすすめできません。
スキャルピング用のゼロ口座こそありますが、手数料が高めであることから他所を選んだほうがいいですね。
法人口座を開設できない
XMは法人口座を開設できません。
代表取締役名義で口座開設すれば法人運営できないことはないかもしれませんが、管轄税務署によっては法人口座として認められないこともあります。
よって法人でFXをしたい人には大きなデメリットですね。
トレードせず放置すると口座維持手数料が発生する
XM口座は90日間何もせず放置すると休眠口座となり、翌月から口座維持手数料が発生します。
手数料は5ドル/月。
決して大きな金額ではありませんが、FXトレードから離れたいとき完全放置できないのはデメリットと言えるでしょう。
まとめ
XMトレーディングのゼロカットの仕組み、そしてデメリットについて解説しました。
デメリットがない仕組みなので活用・・・はしたくありませんが、安心してFXトレードできるのはありがたいですね。
国内FX業者では法的に対応できない仕組みなので、このゼロカットがあるだけでもXMを選ぶ理由になります。
ゼロカットのようなトレーダーにとってメリットしかない仕組みがある以上、なにかしら業者側にメリットがあるはず。
そういった不透明な印象を持ててしまうことが1つのデメリットと言えなくもありません。
とはいえ、XMなら過去の実績からも信頼性は高い業者です。
真っ当に利用していてトラブルが発生した事例も見かけませんし、安心して使える海外FX業者です。