FX業者を介してトレードするときに必要になる証拠金。
FXは自分で直接銀行などとやり取りするわけではないので、一旦FX業者に証拠金として預け通貨の売買を代行してもらう形になります。
この証拠金を元にしてFX業者はトレードしやすい環境を整えてくれています。
そこで人気の海外FX業者「XMトレーディング」の証拠金がいくらくらい必要なのか?を口座タイプ別に一覧でまとめました。
またXMでの証拠金の計算方法についても解説していきます。
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XMトレーディングでFX取引するときの証拠金とは?
証拠金とはどんなもの?
XMではあなたのお金を預け入れ、それを担保に取引代行してもらいます。
証拠金とは代行取引してもらうときに必要となる軍資金のことです。
取引中は相場変動によって有効証拠金(後ほど解説)が上下するため、注文する金額ぎりぎりの軍資金しか預け入れていないとすぐ不足してしまいます。
最悪ロスカットという強制決済が発動し、資金の大半を失ってしまうでしょう。
預け入れる軍資金はできるだけ余裕をもって準備しておくことをおすすめします。
レバレッジを設定すれば少ない証拠金で取引できる
XMでは軍資金を預けることでレバレッジをかけて取引することができます。
レバレッジは1倍~1000倍まで設定可能。
日本国内のFX業者が最大25倍なので実に40倍も高いレバレッジをかけることができます。
かりに1000倍設定なら1000万円の取引を証拠金1万円でできる計算。
1ドル100円の時に1000万円買って101円で売れば10万円の利益です。
このように少ない証拠金で大きな取引が可能となります。
ただし余裕を持った資金が必要なので1万円でこの規模のトレードをするとギャンブルになってしまいます。
自分の資金に見合った注文単位で取引をしてくださいね。
レバレッジ規制に注意
XMでは1アカウント内で持っている全口座の有効証拠金(後ほど解説)合計が一定金額を超えると以下のようにレバレッジ規制がかけられます。
・2万ドル相当額以上・・・最大200倍
・10万ドル相当額以上・・・最大100倍
最初から200倍(100倍)に設定してあれば気にする必要もありませんが、せっかく海外FX「XMトレーディング」を使うなら最大1000倍設定にする方が稼ぎやすくなります。
準備する金額が大きいほど安全にトレードできますが、レバレッジ規制される金額も考慮してこまめに出金&残高調整するようにしましょう。
参考記事
⇒XMのレバレッジ規制を徹底解説
XMの口座タイプ別の証拠金
XMでは3つある口座タイプごとにスペックが違うため、それぞれで必要になる証拠金が違ってきます。
そこでFX取引するときの主要通貨ペアの証拠金を口座タイプ別にまとめました。
まずは主要通貨ペアと口座スペックを確認していきましょう。
FX取引における主要通貨ペア
- EUR/USD (ユーロ/米ドル)
- USD/JPY (米ドル/日本円)
- GBP/USD (英ポンド/米ドル)
- AUD/USD (豪ドル/米ドル)
- USD/CAD (米ドル/カナダドル)
取引量が多いものをピックアップしています。
取引量が多い=チャートの値動きが安定しやすいためFX初心者にはとくにおすすめです。
最初はこの中から選んでトレードを始めてみてください。
つづいてXM口座タイプと最大レバレッジを見ていきましょう。
XMの最大レバレッジについて
- 0~2万ドル・・・最大1000倍(ゼロ口座は500倍まで)
- 2万超~10万ドル・・・最大200倍
- 10万ドル超・・・最大100倍
XMの口座タイプについて
XMでは以下3タイプの口座が選べます。
- スタンダード口座
- マイクロ口座
- XMトレーディングゼロ口座
それぞれで必要な証拠金を最大レバレッジ設定時で取引量の多い通貨ペアのみ一覧表にまとめました。
※口座残高に応じた最大レバレッジで計算
※口座の通貨はJPN(円)
※小数点以下は除外
ここまでの情報から口座タイプごとに証拠金を一覧表にしました。
関連記事
⇒XMの口座タイプの違いを比較
XMスタンダード口座(10万通貨/1ロット)の証拠金一覧(単位:円)
通貨ペア | 1000倍 | 200倍 | 100倍 |
---|---|---|---|
EUR/USD(ユーロ/米ドル) | 13,047 | 65,240 | 130,468 |
USD/JPY(米ドル/日本円) | 11,018 | 55,097 | 110,178 |
GBP/USD(英ポンド/米ドル) | 15,260 | 76,299 | 152,598 |
AUD/USD(豪ドル/米ドル) | 8,222 | 41,112 | 82,224 |
USD/CAD(米ドル/カナダドル) | 11,021 | 55,108 | 110,214 |
最大レバレッジ1000倍、10万通貨単位でXMにおいて一番稼ぎやすく使いやすい口座タイプです。
初心者からプロまで万人におすすめです。
迷ったらこれを選んでおけば問題ありません。
XMマイクロ口座(1000通貨/1ロット)の証拠金一覧(単位:円)
通貨ペア | 1000倍 | 200倍 | 100倍 |
---|---|---|---|
EUR/USD(ユーロ/米ドル) | 131 | 653 | 1,309 |
USD/JPY(米ドル/日本円) | 110 | 551 | 1,101 |
GBP/USD(英ポンド/米ドル) | 153 | 765 | 1,531 |
AUD/USD(豪ドル/米ドル) | 82 | 412 | 824 |
USD/CAD(米ドル/カナダドル) | 110 | 551 | 1,102 |
初心者トレーダー向けの口座タイプです。
取引の単位がスタンダードの100分の1と小さいため負けても大きな損失になりません。
反対に大きく稼ぐこともできません。
練習段階で安全第一のトレードがしたい人はマイクロ口座で始めましょう。
ただし慣れたらスタンダードに切り替えることをおすすめします。
XMトレーディングゼロ口座(10万通貨/1ロット)の証拠金一覧(単位:円)
通貨ペア | 500倍 | 200倍 | 100倍 |
---|---|---|---|
EUR/USD(ユーロ/米ドル) | 26,119 | 65,240 | 130,468 |
USD/JPY(米ドル/日本円) | 22,039 | 55,097 | 110,178 |
GBP/USD(英ポンド/米ドル) | 30,515 | 76,299 | 152,598 |
AUD/USD(豪ドル/米ドル) | 16,444 | 41,112 | 82,224 |
USD/CAD(米ドル/カナダドル) | 22,041 | 55,108 | 110,214 |
ゼロ口座は超短期売買するスキャルピングトレードをやりたい人向けの仕様になっています。
最大レバレッジも半分の500倍になっていること、また取引量に応じて手数料がかかるため普通にトレードする人が使うと損するだけ。
スキャルピングトレードをしないならスタンダード口座にしておきましょう。
ここに掲載した証拠金額は記事投稿時点のレートで計算したものです。
が、ざっくりどれくらいの証拠金が必要になるか?の参考にはなるはずです。
なおご自身でも下で紹介するXM公式提供の計算ツールで最新情報を算出してみてくださいね。
つづいて証拠金の計算方法を解説していきます。
XMの証拠金計算方法
証拠金を計算するといっても、まずトレード中には以下3つの証拠金があります↓
・証拠金維持率
・必要証拠金
・有効証拠金
そこでそれぞれの計算方法を解説していきます。
証拠金維持率の計算方法
計算式は以下のとおりです↓
証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
維持率・有効・必要な証拠金とはなんなのか?がわからない人もいると思います。
そこで先に必要/有効証拠金の計算方法を見ていきましょう。
必要証拠金の計算方法
必要証拠金 = 注文ロット数 × 通貨ペアのレート ÷ レバレッジ
売り・買いしようとしているポジションを注文するのに必要なお金はいくらなのか?を意味します。
たとえばXMスタンダード口座(レバレッジ1000倍)でUSDJPY(1ドル100円)を1ロット(10万通貨)注文したときの計算は、
1ロット(10万通貨) × 100円 ÷ 1000倍=10000円
となります。
ただし口座残高に1万円あれば1ロット注文できるといっても、XMのようなFX業者には証拠金維持率が一定割合以下になると強制決済される「ロスカット」という仕組みがあります。
XMではこの割合が20%に設定されているため、残高1万円しかないのに10000円分の注文をすれば余裕が全くない状態。
すぐにロスカットされてしまうでしょう。
トレードするときはできるだけ証拠金維持率が1000%を切らない程度に抑えておくことをおすすめします。
関連記事
⇒XMのロスカット水準は?されるタイミングも解説
次に有効証拠金の計算方法を見ていきます。
有効証拠金の計算方法
有効証拠金 = 口座残高 + 含み損益 + スワップ損益 - 出金申請中の金額
有効証拠金は実際に使えるお金のことです。
残高1万円でも取引中のポジションがプラス1万円になっていればトータルで2万円分の資金がある状態となります。
このように取引中は為替変動によって常に有効証拠金が動いている状態。
まず1つ1つの要素を解説していきます。
口座残高は残っている現金です。
(ボーナス=クレジット含む)
含み損益は取引中のポジションの状態により変わり、予想と逆行していたらマイナス、狙い通りに動いていたらプラスになっているはずです。
スワップ損益は通貨ペアの金利分で、1日ごとに加算されていきます。
一部の通貨ペアは金利でプラスになることもありますがほとんどはマイナスが積みあがっていきます。
最後にXM口座から出金申請中の金額があるならそれも差し引きましょう。
これらすべての要素を加味したものが有効証拠金です。
この金額内で売り買いしていくことになります。
ここまでで証拠金維持率の計算で使う要素はある程度理解してもらえたかと思います。
ではサンプルを例に実際に計算していく流れで確認していきましょう。
あらためて証拠金維持率を計算してみよう
ちょっと複雑な事例から維持率を計算してみます。
サンプルとなる取引事例
クレジット(ボーナス)もあり、スワップも加算されている状態です。
なお利用口座はスタンダード(1ロット=10万通貨)、レバレッジは888倍設定(現在この数値はありません)です。
もう一度計算式を確認しておきます↓
各項目の計算方法は以下のとおりです↓
有効証拠金 250347円
=口座残高(現金180722円 + クレジット69758円)- 含み損(129円) + スワップ(-4円)- 出金申請額(0円)
必要証拠金 121円
=注文ロット数(0..01×10万通貨) × 通貨ペアのレート(107.516円) ÷ レバレッジ(888倍)
というわけで、結果はこうなります↓
証拠金維持率の計算結果:250347円 ÷ 121円 × 100 = 206767%
XMのロスカット水準が20%なのでかなり余裕があることがわかります。
そしてこの数値が大きいほど負ける可能性が低い状態と言えます。
この状態なら少し強気に出ても安全圏でトレードできるでしょう。
ここまで証拠金の計算方法を紹介してきましたが、自分でやるのが面倒な方はXM公式で提供されている計算ツールを利用しましょう。
XM公式の無料計算ツールを利用しよう!
使っている口座の通貨単位、通貨ペア、口座タイプ、レバレッジ、注文ロット数を設定して「計算する」ボタンを押すだけです。
なお証拠金維持率が計算できるツールはありません。
あくまで計算可能なのは
・証拠金
・通貨
・ピップ値
・スワップ
・損益
の5種類のみとなっています。
XMの証拠金に関するQ&A
そもそも証拠金とは?
FXトレードではXMに限らずFX業者にお金を預け入れ、それを担保に通貨の倍々を代行してもらいます。
担保というと借金するときの人質的な意味合いになってしまいますが、まぁ似たようなものです。
XMでは最低1倍~最大1000倍のレバレッジでトレードできるため、2倍以上で売買するときはXMにお金を借りるようなものですからね。
というわけで担保=証拠金と言えます。
証拠金が不足(マイナス)したらどうなる?
XMでは証拠金維持率が20%以下になるとロスカットが実行されます。
ですので基本的に証拠金がマイナスになることはありません。
ただし、相場が極端に急変動すると多くのトレーダーの口座で同時にロスカット発生するため、処理が間に合わないことがあります。
こういったシチュエーションが発生すると証拠金がマイナスになることも。
でもXMの口座なら心配しなくてもOKです。
国内のFX業者にはない「ゼロカット」という仕組みがあるため、マイナス部分を帳消しにしてくれるんです。
ですので、たとえばドル円が急に10円急変動して証拠金がマイナスになったとしてもXMなら安心感があります。
有効証拠金(口座残高)200万以上でかかるXMのレバレッジ規制とは?
XMでは1アカウントのトータル残高が200万以上になるとレバレッジ規制がかかります。
仮に最大レバレッジ1000倍に設定してあった場合に200万の条件を満たすと、レバレッジを200倍まで下げられてしまいます。
最初から200倍設定でトレードしていれば気にしなくていいのですが、XMを利用するなら高いレバレッジを使ったほうが稼ぎやすくなりますからね。
多くの人は1000倍でトレードしていると思いますし、稼ぎ始めたら注意したいポイントですね。
証拠金の残高チェック方法は?
証拠金には「必要証拠金」「有効証拠金」「余剰証拠金」があります。
残高をチェックするにはXM公式のマイページにログインするとトップページに出ています。
もしくはパソコンやスマホアプリで提供されている取引ツール(MT4/MT5)を確認しましょう。
なお、XM公式ツール以外のものはXM口座へログインしないと残高をみられません。
必要証拠金とは?
必要証拠金はポジションを注文・維持するのに必要となる証拠金額です。
たとえばスタンダード口座でレバレッジ1000倍設定、1ドル100円のときにドル円を1ロットで注文したときの必要書庫金は10000円となります。
有効証拠金とは?計算方法は?
保有ポジションの評価額は常に変動しているので、トレードの際はあまり当てにせず残高だけで考え注文したほうがいいです。
余剰証拠金とは?
注文するときに使える証拠金(残高)です。
この範囲内で新規にポジションを注文できます。
証拠金維持率とは?計算方法は?
まとめ
XMの証拠金一覧と計算方法を紹介しました。
自分で計算できたほうがいいことは間違いありませんが、XM公式のツールを使えばいいだけです。
とはいえ、FXトレードをする上で切っても切れない証拠金。
注文時や失敗トレードでピンチになったときに非常に大事な数字なのでできるだけ覚えておきたいですね。