XMの確定申告のやり方と必要書類 – 提出しなくていい人の条件は?

XMのFX確定申告 アイキャッチ画像

個人、法人ともに毎年やらなければいけない確定申告。

面倒ですね(汗)

でも日本に住む以上は納税の義務があるので避けられません。

で、XMトレーディングのような海外FX業者の場合、日本の証券会社でトレードしているときと確定申告時の税率が違ってきます。

ここではXMユーザー向けに確定申告のやり方を解説していきます。

XMトレーディング口座利用者の確定申告のやり方

確定申告が必要な人

まずは大前提として利益が出ていなければXMでの損失に関しては確定申告不要です。

ただし法人は損益通算という仕組みがあり、9年分の損失を繰り越せるようになっています。
(翌年利益がでたらこれまでのマイナスと合算できるため所得を減らせる)

この場合は確定申告で計上したほうがいいですね。

給与所得者で20万円以上XMで稼いだ場合

FXに限らず給料以外に20万円以上稼ぐと確定申告しなければいけません。

ただしほかのFX業者や副業で損失があり、合算すると20万円以下になるなら確定申告不要です。

給与所得者以外で48万円以上XMで稼いだ場合

日本の税制には基礎控除というものがあり、現在は48万円となっています。
(少し前まで38万円でした)

この額の範囲内なら税金がかからないため確定申告不要です。

もちろんXM以外で稼いでいる人はそちらも合算した金額が48万円以下でなければいけません。

つづいて確定申告の提出期限について。

確定申告の提出期限

XM確定申告の提出期限

個人の場合は1月1日~12月31日までの分を翌年2月16日~3月15日までに管轄税務署へ提出します。

提出方法は税務署へ直接持って行くかetaxでのデータ送信となります。

etaxを使うならマイナンバーカードと管轄税務署への申請書の提出が必要です。

次にXMの利益の税率についてみていきましょう。

XMの稼ぎの勘定科目

XMに限らずFXの利益は「雑所得」で計上します。

給料などほかの所得と合算して金額が大きくなるほど税率が上がっていく累進課税方式で税金を計算します。

海外FX業者「XM」と国内業者の税率は違います

XMの場合、確定申告時の税率は総合課税&累進課税となっています。

国税庁に掲載されている税率

国税庁 総合&累進課税
税率が変わっている可能性もあるため最新情報をご確認下さい

ほかの所得と合算した合計所得に対してこの表の税率で税金計算します。
(ここからさらに住民税10%上乗せ)

サラリーマンなら給与所得との合算、個人事業主や法人なら事業所得との合算ですね。

これが日本国内のFX業者で得た利益なら分離課税で税率20%の固定です。

ここら辺は稼いだ額によってどちらが有利か変わってきます。

給与所得500万・XM利益100万のサラリーマンの方の計算事例

XMでの利益以外ないものと考えた場合で計算してみるとこうなります↓

(500万+100万)×税率20%ー控除額427500円=772500円

基礎控除やその他控除も差し引くのでもう少し所得金額は低くなると思いますが、こういった流れで納税額が決まります。

年間300万円前後の利益ならXMのほうが有利

ざっくりと、ですが、年間300万少々ならXMを使ったほうが税金を抑えられるでしょう。

それ以上になると国内FX業者での稼ぎに適用される税率20%が有利になっていきます。

XMと国内業者では口座環境も違ってくるため、税率だけで選ぶのはナンセンスですが、選択肢の1つにはなります。

数千万、1億円以上稼ぐようなら国内業者がいいですね。

XMの確定申告の前準備

ここではサラリーマンが副業としてFXトレードしたときを例に解説していきます。

他のパターンでも似たようなものなので参考にしてください。

確定申告で必要な書類を揃えよう

  • XMのトレード履歴
  • 会社からもらった源泉徴収票
  • FXに関する経費の領収書
  • 社会保険料控除の証明書
  • 医療費控除の証明書

XMのトレード履歴

XMで利益が出た場合はトレード履歴を準備して経費を差し引いた所得を計上していきます。

確定申告書の提出時に求められるなら一緒に提出しましょう。

私の管轄税務署はとくに提出を求められなかった(いらないと言われた)のですが、単に税務署員が勘違いしている・しっかり確認していなかっただけ・本当に不要かはわかりません。

ご自身の管轄税務署に提出の有無を確認してください。

会社からもらった源泉徴収票

FXの利益はほかの所得と合算してから税金計算するため、別の収入も計上することになります。

サラリーマンは源泉聴取されているため他の所得がなければ確定申告不要ですが、XMで利益が出たならきちんと確定申告しておきましょう。

なお確定申告不要な条件に収まっていたとしても確定申告しておけば、ここ数年であったコロナ禍で給付金が出たときなどに使えることもあります。

また今後FXでガッツリ稼ぐようになるかもしれないので経験のためにもやっておくことをおすすめします。

スピリチュアルな話になりますが、引き寄せの法則=稼いでいる未来にやっていることを稼いでいないときからやることで成功を引き寄せることができるでしょう。

胡散臭く感じる人もいると思うので話半分に聞いておいてください(笑)

社会保険料控除の証明書

XMで獲得した所得を含めた合計所得から控除できるため、社会保険料の証明書はきっちり準備しておきましょう。

確定申告時に一緒に提出します。

医療費控除の証明書

社会保険料と同じく合計所得から控除できるため、医療費控除の証明書も忘れず揃えておきます。

こちらも確定申告時に提出しましょう。

添付書類用の紙があるのでそこに貼り付ければOKです。

FXに関する経費の領収書

FXトレードのための支出(書籍代・セミナー代など)の領収書も一緒に提出します。

副業としてFXに取り組んでいる場合はそこまで量もないはずですが、税金額を減らすためには大事な書類です。

1つ1つきっちり保管しておき経費として計上しましょう。

 

XMのトレード履歴のデータ取得のやり方は次から解説していきます。

確定申告で使うXMの収支データの取得方法

XMで稼いだ利益は公式サイトではダウンロードできません。

トレードするときにXMからダウンロードした取引ツール(MT4/MT5)でエクスポートします。
(アプリはアプリストアからのダウンロードもあり)

取引ツールにはメタトレーダーのMT4とMT5がありますがどちらも同じような手順です。

ここではより多くの人に利用されているMT4を参考に指定期間の収支データの確認方法を解説していきます。

パソコンのMT4でXM収支データを取得する手順

  1. MT4を起動
  2. ターミナル→口座履歴タブを開く
  3. 右クリックで「期間のカスタム設定」を選択
  4. 1年分の期間を設定しOKを押す

取引データはMT4側に保存されています。

まずはパソコンでMT4を起動しましょう。

取引データはターミナル→口座履歴タブの枠内で右クリックすると抽出する期間を指定できます。

ここで前年度の1月1日~12月31日までを指定。

同様にターミナル「口座履歴」ウィンドウ内で右クリックし「レポートの保存」を選択すれば1年分のデータをエクスポートできます。

なお抽出したレポートの一番下の欄に口座残高が表示されるんですがエクスポートした時点までの取引残高が表示されてしまいます。

たとえば2月20日にデータを取り出す場合、1月1日からトレード実績があるとその分も含まれてしまいます。

できるだけ1月1日早朝の市場が閉まってすぐに抽出するか、トレードし始める前までにエクスポートしておくことをおすすめします。

スマホアプリのMT4でXM収支データを取得する手順

  1. MT4アプリを起動
  2. 下メニュー「履歴」を開く
  3. カスタムで1年分の期間を設定する

スマホ版ではできません。

データをエクスポートできるのはパソコン版のみです。

スマホは取引データをアプリ上でしか見られないので税務署に書類提出を求められたならパソコン版でエクスポート&印刷しましょう。

最悪すべての画面をキャプチャして印刷することになりますが、トレード量が多いと現実的な選択ではありません。

パソコン版MT4をインストールしてからデータを抽出しましょう。

なおMT5の場合も同じような流れです。

XMの利益を確定申告する流れ

確定申告の流れ

  1. 確定申告書類の準備(etaxなら不要)
  2. 確定申告の手引きで税金計算
  3. 確定申告書類に記入
  4. 税務署へ提出(etaxは送信)
  5. 税務署で納税

STEP1:確定申告書類の準備(etaxなら不要)

etax以外の場合

管轄の税務署でもらってくるか、公式ホームページ上で書類をプリントアウトしましょう。

国税庁の申告書用紙ページでPDFファイルをダウンロードできます↓

国税庁の確定申告書類ダウンロードページ

サラリーマンなら「第一表(確定申告書A)」「第三表(分離課税用)」のほか「各種控除明細書」など各自で必要なものを用意しましょう。

個人事業主なら「第一表(確定申告書B)」「第三表(分離課税用)」と各自必要な書類となります。

etaxの場合

マイナンバーカードがあり、etax利用に関する各種申請書を提出済みならetaxでネットから提出できます。

あとはICカードリーダーを準備してetaxソフトをダウンロードしご自身のパソコンへインストールしましょう。

etaxみたな公共のツールは慣れないとわかりにくいです。

確定申告提出期限ぎりぎりにやり始めるのはおすすめしません。

STEP2:確定申告の手引きで税金計算

税務署で手引き書をもらってくるか、上で紹介した国税庁ホームページに各種書類の書き方を解説している手引きPDFファイルもあります。

ダウンロードしておきましょう。

この手引きのとおりに1つ1つ空欄を埋めつつ進めていけば確定申告書のすべての欄が埋められます。

初めての人だとものすごく難しく感じると思いますが1ページづつ進めていきましょう。

日本語が読めれば必ずできるはずです。

STEP3:確定申告書に記入

FXの利益を算出しほかの所得と合計して税金計算し確定申告書に記入していきましょう。

XMの利益は確定申告書第三表に記入していきます↓

XM確定申告 第三表

第一表はサラリーマンの給与所得や第三表の記入したXMでの所得額、控除額などを記入していきます。

やり方は確定申告書の手引き書で記入してあるものを転載するだけ。

どの欄に記入するのか?も丁寧に解説してあるので問題ないでしょう。

etaxソフト内では

提出する書類を選択して追加

書類の空欄を手引き書から書き写す

作業完了ボタンを押す

これで提出書類ができます。

STEP4:税務署へ提出(etaxは送信)

手書きの人は管轄の税務署窓口まで持っていくか郵送しましょう。

郵送時は以下のようなルールがあります↓

税務上の申告書や申請書・届出書は「信書」に当たることから、税務署に送付する場合には、「郵便物」(第一種郵便物)又は「信書便物」として送付する必要があります。(郵便物・信書便物以外の荷物扱いで送付することはできません。)
参照:国税庁ホームページ「申告書の税務署への送付」

信書便物なら通信日付のハンコが提出日となります。

普通の郵送は税務署到着日が提出日です。

提出期限が迫っているなら信書便物にしましょう。

etaxなら

作成書類にマイナンバーカードとICカードリーダーを使って署名する

送信

これだけでOKです。

STEP5:税務署で納税

確定申告書を直接提出したならその場で納税できます。

郵送やetaxなら次のやり方から選びましょう↓

  1. 税務署窓口まで行く
  2. 指定銀行口座からの振替納税
  3. e-Taxで電⼦納税
  4. クレジットカード納付
  5. QRコードでコンビニ納付

始めて確定申告する人は窓口での納税がおすすめです。

他は前準備が必要なものが多いのでスムーズに納税できないでしょう。

翌年以降も続けていくならetax&電子納税の手続きを済ませておくことをおすすめします。

納税方法の詳細は国税庁ホームページをご覧ください↓

XMの確定申告Q&A

確定申告の期限は?

個人の確定申告は年末締め→2月16日~3月15日の間に提出しましょう。

法人はそれぞれの事業年度終了の日の翌日から2か月以内に提出です。

複数のXM口座の稼ぎはどのように計上する?

XMで2つ以上口座がありぞれぞれで利益がでているなら合算して計上していきます。

XMでは最大8つまで無料で口座を持てるためお試し的に作ってしまう人もいると思いますが、確定申告では少し面倒になってしまうのがネックですね。

何か試すときはXMのデモ口座を使ったほうが安全&楽なのでおすすめ。

他のFX業者分もある場合どのように計上する?

XM以外のFX業者でも利益が出ているなら全部合算して計上します。

含み損益は計上するの?

精算していないポジションの含み益・含み損は計上しません。

確定した分だけを所得として申告します。

もし確定利益が100万円で未決済ポジションの含み損が200万円ある状態なら、所得は0円でなく100万円です。

その後含み損が膨らんで資金が溶けてしまったら税金は支払いつつトレード資金も失うダブルパンチ状態。

できるだけ年を越すようなトレードはしないようにしましょう。

XMでもらったボーナス(クレジット)は計上するの?

XMのボーナスは所得に含まれません。

MT4で抽出した取引データにの載っていますが無視しましょう。

損失がでたら確定申告しなくていい?

サラリーマンで副業収入がXMだけなら、利益がマイナスの場合確定申告は不要です。

ただしほかに雑所得などがあるなら、損失を申告することでプラス分と相殺して税金額を減らせます。

経費計上できるものは?

  • FXセミナー参加費(交通費なども)
  • FX関連の書籍代
  • インターネット通信費
  • スマホ通信費
  • トレードで使う端末代 など

FXの勉強をするために使った費用は経費にできます。

領収書をしっかりもらっておきましょう。

なおXMでは無料ウェビナーがあるのでFXの基本はそれだけでも学べます。

またXMでトレードする時のパソコン端末代、通信費などはトレードの使ったと証明できる割合分は経費計上可能です。

ただし正確な按分を証明するのはなかなか難しいのも事実です。

完全にFX専用端末、専用回線として分けてあるならそれもできるでしょう。

そうでないなら普段使いと共有しているはず。

FXトレード時間を平日20時~23時までなどきっちり決めた上で按分を経費計上する、など何かしら対策が必要です。

まとめ

XMトレーディングで稼いだときの確定申告のやり方を解説しました。

具体的にやることは取引ツールで履歴をエクスポートし第三表に記入しつつ確定申告を進めていくだけです。

サラリーマンの方など初めて確定申告する場合は戸惑うことも多いですが、税務署で配布している手引きや国税庁HPでダウンロードできる手引きPDFのとおりに進めればできますよ。

なおXMのような海外業者と国内業者では税率と計算方法が異なります。

稼いだ金額によって有利・不利があるため、自分の成果に応じで使い分けるのも賢い選択ですね。